韓国mGameといえば,日本を含むアジア地域をはじめ,北米や南米,欧州など,世界の主要地域でサービス展開を推し進めているグローバル企業である。
dragon nest rmt
今回4Gamerでは,そのmGameグループを率いるソン?スンチョル会長に,会社の沿革や,今後の世界戦略について話を聞く機会を得た。各地域に向けてサービスすべく準備が進められているタイトルについても,わずかではあるが新情報を入手できたのでお伝えしていこう(編注:新作「ARGO」が6月11日に発表されている)。
また,エムゲームジャパンがサービス中の「ルナティア」などのゲームで起きている,アカウントハッキング(関連記事)への対応についても,公のコメントをもらうことができた。
rmt ドフス
実際に被害にあった人や,プレイに不安を感じている人は,グループのトップによる“公式コメント”に目を通しておこう。
mGameの前身はロボット制作ベンチャー
rmt dragon nest4Gamer:
本日はよろしくお願いします。
latale rmt
そういえば,ソン会長が日本のメディアに登場するのは今回が初めてですね。まず,ソンさん自身がこれまでゲーム業界でどのような道を歩んできたか,教えてください。
ソン?スンチョル氏(以下,ソン氏):
最初からゲーム業界にいたわけではなく,最初はロボットの開発に取り組んでいたんですよ。
4Gamer:
ロボット……ですか。
ソン氏:
大学時代,仲間達と一緒に,ロボットを研究するサークルを運営していたんです。大学を卒業したあと,彼らと共にロボットを作る会社を始めました。
しばらくして,自分達が手がけたものをより多くの消費者に届けたいと考えるようになったのが,mGameを設立してゲーム業界に参入したきっかけです。その後,mGameの代表理事を2004年まで務め,会長職に就きました。
4Gamer:
ということは,もともとゲーム畑の人ではないんですね。
ソン氏:
とはいえ,大学時代にロボット研究の道に進んだのは,ゲームやアニメに登場するロボットが好きだったからなんです。
4Gamer:
なるほど。
ソン氏:
ロボット制作会社の設立から19年経ちましたが,当時のサークルのメンバーは,今もmGameに在籍しているんですよ。
4Gamer:
19年ですか。最初の仲間とそれだけ長く仕事をし続けるケースは,あまり多くない気がします。ところで,ソンさんはとても若々しく見えますが,年齢はおいくつですか?
ソン氏:
43歳です。丸顔だから,若く見えるのかもしれませんね(笑)。
日本では,MGスタジオを核に
開発と運営の一体化を目指す
4Gamer:
それではゲームの話に戻りますが,ソン会長は日本のゲーム市場をどのように見ていますか。
ソン氏:
コンシューマゲームがとても強いという印象です。オンラインゲームの浸透に時間がかかっているのは,そのためだと思います。
また,オンラインゲームでは,MMORPGに人気が集中していることが特徴です。ほかの国では,カードゲームやボードゲームなどのカジュアルな作品も人気を獲得しているんですが。これは,日本で普及している携帯ゲーム機によって,カジュアルゲームのニーズがある程度満たされているためだと思っています。
4Gamer:
エムゲームジャパンを設立し,日本の市場に参入してから4年弱が経ちました。これまでを振り返っての感想をお願いします。
ソン氏:
かなり注ぎ込んだなあというのが正直なところですが……(笑)。
4Gamer:
あぁ,そこからですか(笑)。
ソン氏:
とはいえ,その結果,パブリッシャとしての体制は整ったと評価しています。また2006年には,日本にMGスタジオという開発スタジオを設立しました。こちらはまだまだといったところで,安定するにはあと1?2年かかりそうです。
4Gamer:
軌道に乗るまでの時間を,比較的長く見積もってますね。
ソン氏:
ええ。それは,オンラインゲームに精通した人材の獲得が難しいからです。日本の優れた開発者にはコンシューマゲーム出身の人が多く,オンラインゲームに詳しい人は少ないと思います。
4Gamer:
コンシューマゲームの開発は,ゲームが完成した時点で終了しますが,オンラインゲームの場合,サービスが始まったときに本当の意味で開発がスタートするとよく言われます。そのあたりの違いが,オンラインゲームに精通した開発者の不足につながっているということでしょうか。
ソン氏:
それも一つの理由ですが,そもそもコンシューマゲームとオンラインゲームでは,開発コンセプトが異なるということでしょう。
人材獲得は難しい課題ですが,私達としては,MGスタジオを核とする開発体制づくりを着実に進めていく方針です。
4Gamer:
ただのパブリッシャにはとどまらないという意図が容易に見えるのですが,ソン会長は今後,エムゲームジャパンをどのような企業に育てていきたいと考えているんでしょうか。
ソン氏:
例えばNHN Japanには,日本向けのカジュアルゲームを開発するチームがありますが,私達の知る限り,MMORPGの開発チームは抱えていないようです。
それに対して私達は,MMORPGを開発するMGスタジオを持っていますので,カジュアルゲームの開発チームが加われば,より多くのジャンルをカバーできることになります。
4Gamer:
より広いジャンルのオンラインゲームを自社で作れるという,“開発力の高さ”を強みにするということですか?
ソン氏:
ええ。そのために重要となるのは,ゲームファンとのコミュニケーションを密にしていくことだと考えています。運営だけでなく開発も行えるようになれば,ゲームを遊んでいる人のニーズにより的確に応えられるようになるからです。
4Gamer:
確かに,開発と運営の両方を手がけるのは理想的かもしれませんが,それを日本でやるのは,コスト面で相当大変そうな気がしますが。
ソン氏:
ええ。とくに今は為替の関係で,日本や海外で投資を行うのはとても難しい状況です。そこで今は,世界中に散らばっていた開発者のほとんどを韓国に呼び戻し,コストを抑制しています。状況が変われば,またそれぞれの国で開発を行うことになるでしょう。
4Gamer:
まぁ確かにいまは,あまりにも特殊な状況ですね……しかし,そんな中,先日エムゲームジャパンへの増資を行いました。
ソン氏:
はい。新しいIPへの投資,企業としての基盤強化という意味合い
引用元:SEOブロゴ | 船橋市
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